マンション管理会社の選び方|チェック項目から信頼できる管理会社を見つけましょう
マンション管理会社を選ぶ際、どのような管理会社に依頼するべきか悩んでしまいますよね。
マンション管理会社は全国に2,000社以上あると言われており、値段もサービスレベルも各社大きく異なります。
当然、安ければ良いというわけでもありません。
では「どのように選ぶべきなのか」今回は、マンション管理会社の選び方について解説します。
マンション管理会社は主に2種類
前提として、マンション管理会社は大きく2種類に分けられます。
- デベロッパー系
- 独立系
初めてマンション管理会社を選ぶ際には、どちらがどのようなものなのか、まったくわからないのではないでしょうか。
以下で、それぞれの特徴について解説します。
デベロッパー系
デベロッパー系とは、主に新築マンションを建設・分譲するデベロッパーの管理部門が独立した、系列会社です。
基本的には、デベロッパーが分譲したマンションの管理を受託します。
ブランド力や信頼度は高いものの、費用はやや高い傾向。
また、サービスは安定しているものの、特化したサービスなどは少ない傾向です。
独立系
独立系とは、デベロッパーとは関連がない管理会社です。
独立しているため、積極的に営業を行っています。
そのため、特化したサービスや提案なども行ってくれる上に、管理委託費も安い傾向です。
ただし、費用は安いもののサービスの質も劣る管理会社などもあるため、見極めが困難になります。
マンション管理会社が主に行う業務
マンション管理業者が行う主な業務は、以下のとおりです。
- 事務管理業務
- 管理員業務
- 清掃業務
- 建物・設備管理業務
以下でこの4つについて解説します。
事務管理業務
事務管理業務は、基幹事務と基幹事務以外の2つに分かれ、その内容は以下のとおりです。
1 基幹事務
①管理組合の会計の収入及び支出の調定
②管理組合会計の出納
③維持・修繕の企画又は実施の調整
2基幹事務以外
①理事会支援業務
②総会支援業務
③その他
管理員業務
マンションに管理人を置く場合は、以下の業務があります。
①受付等の業務
②点検業務
③立会業務
④報告連絡事務
清掃業務
マンションの共用部分に関する清掃業務も以下の2つです。
①日常清掃
②特別清掃
建物・設備管理業務
マンションの維持・保全に関する点検・メンテナンス業務として以下の項目があります。
①建物点検・検査
②エレベーター設備
③給水設備
④浄化槽・排水設備
⑤消防用設備等
⑥電気設備等
⑦機械式駐車場設備
マンション管理会社を選ぶ上での確認項目
マンション管理会社を選ぶ上で、どのような会社を選ぶべきか、以下の項目から確認しておきましょう。
- マンション管理適正化法に基づき登録がされている
- 管理委託契約書に管理業務の作業基準が明記されている
- 管理委託契約書に、委託業務費の内訳が明記されている
- 毎月の出納管理の業務報告を明記している
- 通帳や領収書などの閲覧がいつでもできる
- 管理費などの収納明細書が組合員別に作成されている
- 未収金の督促を規定に従い実施することを明記している
等...
それぞれの項目について、依頼を検討しているマンション管理会社に確認しておくのも良いでしょう。
契約前にチェックしておくべき項目
管理会社と契約を結ぶ前には、以下の項目も必ず確認しておきましょう。
- 契約期間
- 契約の更新に関して、組合側に不利な条件となっていないか
- 契約解除に関する項目
- 費用の内訳や支払日など
- 清掃や点検業務等、委託業務の内容や実施日
- 管理業務の対象部分
- 業務を再委託する場合の責任
- 災害など緊急時の対応業務について
- 管理会社の守秘義務について
- 自動更新の有無について
お互いに行き違いが無いよう、上記のポイントを確認しましょう。
国土交通省の情報を確認
マンション管理会社は、国土交通省への登録が必要です。
マンション管理会社を選ぶ際には、国土交通省のサイトからも確認ができ、マンション管理会社の情報を閲覧できます。
これらの情報には、業務停止処分や監督処分等情報など、会社にとって不都合な情報も掲載されています。
国土交通省のサイトを確認することで、間違いの無い管理会社選びをしましょう。
マンション管理会社の選定にお悩みなら
管理組合の業務においてマンション管理会社の選定はとても重要です。
マンション管理会社は現在2,000社以上あり、サービスレベルも費用も各社様々です。良い会社を見つけたいですね。
もしこのようにマンション管理会社の選定にお悩みであれば、ぜひマンション管理士までご相談ください。
適切なマンション管理会社の選び方をアドバイス致します。
契約前はもちろんのこと、契約後であっても疑問や不安があればぜひご相談ください。