マンションのリフォームはどこまでしていいの?マンション管理士が回答

マンションを購入した際に、自分でおしゃれに部屋を飾りたい方もいるでしょう。

しかし、マンションのリフォーム範囲は定められているため、自由にはリフォームできません。

そこで今回は、マンションのリフォームして良い範囲について解説します。

マンションでリフォームできる範囲は専有部分

マンションでリフォームできる範囲は専有部分

マンションでリフォームして良い範囲は、自分の持ち物である専有部分のみです。

簡単に言うのであれば、自分の部屋内であれば問題ありません。

たとえば、壁紙や床の張り替えであればリフォームが可能です。

しかし専有部分であっても管理規約に禁止されている場合はリフォームできません、

ですから、リフォームをする際には必ず管理規約を確認しておきましょう。

マンションでリフォームできない部分

マンションでリフォームできない部分

マンションでリフォームしてはいけない部分は、以下の3つです。

  • 構造部分
  • 共有部分
  • 管理規約で定められている部分

原則として上記3つのリフォームはできません。

具体的にどのような場所なのか、

リフォームできない構造部分とは?

原則としてマンションの構造に関わる部分はリフォームできません。

なぜならマンションの強度を落としてしまいかねないからです。

具体的には、マンションの壁や柱が構造部分にあたります。

どうしても暮らしにくさを感じる場合は、管理組合に相談した上で、専門家にリフォームを依頼しましょう。

リフォームできない共有部分とは?

マンションの共有部分は、文字通りマンション住民と「共有」している部分です。

自分で自由にいじって良い場所ではないので、当然リフォームできません。

意外とうっかりとリフォームしてしまいやすいのが、玄関ドアです。

玄関ドアは専有部分のように見えますが、外側は共有部分であるため勝手に変更ができません。

変更する際には管理組合に相談する必要があります。

管理規約で定められている部分

構造部分や共有部分のほかにも、管理規約で定められている場所はリフォームできません。

管理規約はマンション住民の共通ルールですから、これを無視することはできないのです。

もし管理規約に違反してしまうと、最悪の場合は退去を迫られます。

安心してマンションのリフォームをするには?

安心してマンションのリフォームをするには?

自己判断だけでマンションのリフォームをおこなうのは避けてください。

後から何かしらのトラブルになる可能性があるからです。

しかし、やはり自分の家を自分の好きなように彩りたいですよね。

そこで、安心してリフォームを進めるために何をすべきかを解説します。

管理組合に相談

リフォームをする際には、一度管理組合に相談しておきましょう。

本来はリフォーム不可とされている場合でも、管理組合の許可がおりる可能性もあるからです。

とくに、見た目ではなく生活動線の問題でリフォームするのであれば相談にのってくれる可能性があります。

ですので「いじっていいのか?」と迷ったら、一度管理組合に相談してみてください。

リフォーム会社に相談

リフォーム会社に相談すると、あなたに代わって管理組合や管理会社に許可をとってくれるケースがあります。

管理組合や他の住民との関係性ができていないような場合であれば、一つの方法として考えておいて良いでしょう。

しかし、リフォーム会社が連絡をしたからといって確実に許可がおりるわけではありません。

マンションのリフォームは一度業者に相談

マンションのリフォームは一度業者に相談

マンションのリフォームは、一度業者に相談してみてください。

マンションのような集合住宅であれば、必ず業者側から「許可とっていますか?」と確認されますから、リフォームできる場所かできない場所かがわかります。

その後の、許可をおこなってくれるかどうかは業者によって異なります。優良な業者であれば「うちから連絡してみましょうか?」と言ってくれますが、「許可とってきてくれないとできません」だけで終わってしまう業者もあります。

ただし、専門的なものを取り付ける場合などは、できるだけ業者に依頼した方が良いです。なぜなら、そのリフォームをすることで「マンションにとってもどのようなメリットがあるのか・どのような機能なのか」を伝えられるからです。

たとえば、弊社とお付き合いのある「開き戸の自動ドア施工システムクリエーション」さんも、マンションオーナー様や管理組合にメリットを伝えた上で施工をおこなってくれます。

住民から伝えてしまうと「住民のわがまま」と捉えられかねませんので、リフォームをおこなう際にはぜひ優良な業者を見つけ出してください。